黒の国〜影の森〜

誰しもハッピーエンドな訳は無いのだから。バッドエンドはすぐ其処まで来ている。

はじめに

Welcome! ここは黒羽が経営する小説サイトです。 稀にイラスト・コミック版を投稿するかもです。 と言っても小説関連のですが(汗) 〜更新情報〜 7/21 「オリソニ過去小説」にLibrary social withdrawal 追加 6/12 小話に「宮廷魔導士の手記 その1」追加! …

EXIT

??????? 嗚呼まただ。また、また封印されてしまう。また独りだ。 でも僕はもう見ているだけ、壊れる世界を見てるだけ、ごめんなさい僕を、いや、僕じゃないか...世界を救いに来てくれた人たち。 僕はもう見てるだけ、誰もが僕を悪と疑ってやまない。 僕は悪…

Lost memories

暗かった。とても暗くて、僕はその中で立ちすくんでいた。 あの人たちはどうなったのか僕にはわからない、今のこの状況すら僕には飲み込めないままで。 確かあの時僕はあの人に…… 『貴様に時間を与えよう。』 得体の知れない何かがぬるりと僕を掠めた。 嗚呼…

オリソニ小説〜永久の月光花No.16

×××××××××××××××× 「あれぇ?」 「来たか….」 「なんだスペードちゃんじゃないの~?残念」 待ち合わせていた女はそう言って隣に座った。 「アイツは」 「そんなほいほい現れてたら困るわ…」 そう言って女は茶化すように笑った 「で?ご用事はなぁに?まさか…

独白〜Request of a secret〜

今度の月曜日 いつもの店でまってます いつものボイスメールで届いた。自分が字を読む事ができないから。 数年ぶりに繰り出した街は、随分と不穏な空気に包まれていた。 『君が怖がっているからだよ。いつもと同じさ。』 毎回そう言って笑っていた。 いつも…

An unripe teacher

「あのー・・・」 「はい。」 先ほどからカウンタ―付近を行ったり来たりしていた女性は僕に恐る恐る声を掛けた。 「どこに行けば国土の資料は手に入りますか?」 「図書館から泥棒でもするつもりですか、たいした度胸ですね。書店にいくらでも売っているでし…

オリソニ小説〜永久の月光花No.15 2/2

「はー」 教会の外に外に出てみたら雨の降る前のような空模様で、俺は声を漏らした 「埃っぽい匂いはしないけど・・・・変な空模様」 「そうだな。とりあえずシャオンを探そうぜ。」 「ええ」 そう言って大通り沿いを進むうちに違和感に気がついた。 「ねぇ…

オリソニ小説〜永久の月光花No.15 1/2

第三十五章〜昼餉〜ヒルゲ 此処は涼しいし空気がきれいだ。僕は改めてそう思った。眠気覚ましを兼ねての朝の散歩は気持ちよくって、僕は更にこの廃都を散策した。 あの家からはずいぶん離れてすっかり元の大通りに戻った。井戸を見つけたら急に喉が渇いた。…

持論。

僕が物語の中心を作るとして、僕を中心とした物語が出来るのだろうか 僕がやっている正義は君から見たら悪でさ。君は間違ってるって言うんだ。 僕から見た君は悪でさ、僕はそれを正そうと思うのさ。 「正義が勝つ」なんて言う馬鹿げた話があるけど、でたらめ…

Library social withdrawal  後半ノ巻

三の書 「なんなのですか、貴方は。」 図書館からの帰り道、その人物は目の前に現れました。 「あれぇ~忘れちゃったの?僕ですよ僕。」 異様なまでの殺気と血に染まったかのような赤髪、足元から伸びる影が異様なまでに長かった。彼が一歩歩くたびに私は一…

Library social withdrawal  前半ノ巻

一の書 「では!」 その一言で、講堂が静まる。私の事をよく理解してるから取られる行動でしょう。私は長く伸びサイドの毛を搔き上げて、全てを見渡す。 「これより、総合科6時間目の授業を始めます!本日の議題は属性の効力と使い分け。では資料の65ページ…

オリソニ小説〜永久の月光花No.14

第三十四章〜魂〜 目を覚ますとまだ夜が明けたばかりだった。もちろん此処は廃都だから時計なんてとっくの昔に壊れている訳で、ずっと八時のままだった。 スパーク達二人は、何時まで起きてたか分からないけどまだ眠りから覚める気配はなかった。 サファリは…

宮廷魔導士の手記  その1

つい最近、我が国の王が病死し、王子だったラネリウスが即位した。 彼は王に即位しても、以前と大して放浪癖は変わらなかった。一時期魔道学校へ通った数年間は無かったが、王宮に戻ってからは再びこっそり出掛けるようになった。しかも、魔法を使うようにな…

長編オリソニ小説 〜永久の月光花〜No.13

これは、別のサイト「動くメモ帳」にて公開中の長編オリソニ漫画の小説版です! 漫画とは少し表現が変わっていたり、会話文等が少し変更されている箇所もありますが、基本ストーリーは一緒です! まだまだ漫画は始まったばかりなので、続きの話が出来次第二…

長編オリソニ小説 〜永久の月光花〜No.12

これは、別のサイト「動くメモ帳」にて公開中の長編オリソニ漫画の小説版です! 漫画とは少し表現が変わっていたり、会話文等が少し変更されている箇所もありますが、基本ストーリーは一緒です! まだまだ漫画は始まったばかりなので、続きの話が出来次第二…

 図書館 2/2

「お体の具合はいかがですか、リーヤさん。」 「大丈夫ですよ。いつもすみませんねぇ、本を持って来てくださって。」 「いえ、昔は私が貴方にお世話になりましたので、これ位は。」 そう言って、彼女の差し出した本を受け取り、別の本を差し出す。 「この本…

図書館 1/2

図書館。別名「知識の宝庫」そのなの通り、昔の人々が、現世に伝えるために作った資料を一つの場所にまとめたもの。 私が瑠璃の森であのような事になる前は、アファレイドの中でも一番大きな魔術学校の総合魔術の教師をしていたのです。 しかし、アファレイ…

長編オリソニ小説 〜永久の月光花〜No.11

これは、別のサイト「動くメモ帳」にて公開中の長編オリソニ漫画の小説版です! 漫画とは少し表現が変わっていたり、会話文等が少し変更されている箇所もありますが、基本ストーリーは一緒です! まだまだ漫画は始まったばかりなので、続きの話が出来次第二…

長編オリソニ小説 〜永久の月光花〜No.10 2/2

第二十七章〜恩師と王子〜 どうしよう、さっき道ばたで起きていたごたごたのお陰で、足止めを喰らってしまった。それに、民衆が逃げる時に腕を怪我してしまった。 「スパーク達、大丈夫かな。」 人混みが退いてから、その先では一人の女性が倒れていた。僕は…

長編オリソニ小説 〜永久の月光花〜No.10 2/1

二十五章〜現夢〜 「なぁ、あんた何もんだ?」 神殿の側まで走って、そのまま路地裏に逃げ込んだ。皆の息が整うのを待ってから、赤毛の犬が俺に聞いてきた。 「気まぐれな守護者、放浪人だな。さっきは助かった。ありがとう。」 そう言って、あの人に良く似…

新しい子〜イラストあり〜

新しい子だよ!! 今日は父の命のカメラさんがみつからなかったので、dsのカメラです。 やっぱり解像度が悪いなぁ・・・ ほのぼの落書き黒日記より転載。 通常の服です。 一人目 エノ・テーク 種族:猫(アメリカン・カール)のアンドロイド 年齢:女 年齢は…

WORLD'S END UMBRELLAの小説

何時だったかノリで作ってしまった代物 ・完全に自己解釈 ・登場人物は作者の想像で作った人です。 ・文章グダグダwwwww ・それでも良い方はどうぞ↓ ==== 私が生まれた時からそうだった。 空は黒く、毎日雨が降っていて、太陽という物は存在すらしないそんな…

A good dream

※注意※ これは私が猫の日にちなんで作ったお話で、本編とはいっさい関わりがありません。 なので、注意してください。 オリジナルです。 あと、かなりシリアスですので、苦手な方は気をつけてください。 あ、一応死ねた(笑)リアルの実話を元にしてます こ…

イラストだよ〜(笑)

公式もあるけどwww シャドウとマリア。 厚塗りっぽくしてみたんだ。

長編オリソニ小説 〜永久の月光花〜No.9   2/2

第二十四章〜光と闇の狂喜〜 「なんだ。祭りか?」 「祭りかしら?そんな声じゃないと思うけど・・・・。」 「城の兵士がこっちに来る。」 「「え?」」 自分たちには全然見えないはずなのに、ステアは兵士だと言った。彼が兵士だと言った大群が近くに来て、…

長編オリソニ小説 〜永久の月光花〜No.9   2/1

これは、別のサイト「動くメモ帳」にて公開中の長編オリソニ漫画の小説版です! 漫画とは少し表現が変わっていたり、会話文等が少し変更されている箇所もありますが、基本ストーリーは一緒です! まだまだ漫画は始まったばかりなので、続きの話が出来次第二…

〜魔導士ノ記憶〜別章

『お前は今日から王子ではない。」 そうあの子に言った時、彼は少し悲しげに、うん、と頷いた。 まるで、父との記憶を忘れるのが怖いかのように まだ、王が死んで間もない頃だった。 何時また彼奴ガ王宮に来るのかは分からない、彼奴ガここへ来て、まだ幼い…

長編オリソニ小説 〜永久の月光花〜No.8  2/2

第二十一章〜Recollection〜 もともとアファレイドは、法律が厳しく王族には幾千と法律があった。 また、魔学にも優れていて、王国内にも十カ所の大きな魔法学校がある。 当時はまだ異種族結婚は平民達にしか許されてはいなくて、おうぞく(特に次期王位継承…

長編オリソニ小説 〜永久の月光花〜No.8  1/2

これは、別のサイト「動くメモ帳」にて公開中の長編オリソニ漫画の小説版です! 漫画とは少し表現が変わっていたり、会話文等が少し変更されている箇所もありますが、基本ストーリーは一緒です! まだまだ漫画は始まったばかりなので、続きの話が出来次第二…

永久の月光花No.7 2/2

第十七章〜事実〜 詳しい事は告げられず。ただついて来てください。と言われた スパークはそれに頷いて、僕を促して今は元来た道の方へ引き返して来ている。気がついたらそこは、開けた場所だった。 「紅月の始罪については、先ほどあなた方が聞いた通りです…

一人は言う、「戦いなど虚しいだけ』 一人は言う、「僕を一人にしないで』 一人は言う、「人それぞれで良いのだ』 一人は言う、「片方を守る者、もう片方を失う」 四人は言う、「この物語を作るのは自分たち自身なのだ。』と、 だから僕は守る、彼女に頼まれたあの子と、この世界の運命を・・・・・・・・