黒の国〜影の森〜

誰しもハッピーエンドな訳は無いのだから。バッドエンドはすぐ其処まで来ている。

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Library social withdrawal  後半ノ巻

三の書 「なんなのですか、貴方は。」 図書館からの帰り道、その人物は目の前に現れました。 「あれぇ~忘れちゃったの?僕ですよ僕。」 異様なまでの殺気と血に染まったかのような赤髪、足元から伸びる影が異様なまでに長かった。彼が一歩歩くたびに私は一…

Library social withdrawal  前半ノ巻

一の書 「では!」 その一言で、講堂が静まる。私の事をよく理解してるから取られる行動でしょう。私は長く伸びサイドの毛を搔き上げて、全てを見渡す。 「これより、総合科6時間目の授業を始めます!本日の議題は属性の効力と使い分け。では資料の65ページ…

オリソニ小説〜永久の月光花No.14

第三十四章〜魂〜 目を覚ますとまだ夜が明けたばかりだった。もちろん此処は廃都だから時計なんてとっくの昔に壊れている訳で、ずっと八時のままだった。 スパーク達二人は、何時まで起きてたか分からないけどまだ眠りから覚める気配はなかった。 サファリは…

一人は言う、「戦いなど虚しいだけ』 一人は言う、「僕を一人にしないで』 一人は言う、「人それぞれで良いのだ』 一人は言う、「片方を守る者、もう片方を失う」 四人は言う、「この物語を作るのは自分たち自身なのだ。』と、 だから僕は守る、彼女に頼まれたあの子と、この世界の運命を・・・・・・・・