黒の国〜影の森〜

誰しもハッピーエンドな訳は無いのだから。バッドエンドはすぐ其処まで来ている。

~暗黒の騎士二次創作小説1~

f:id:KIL:20120610104957j:plain

 

 

※注意※

 

・思いっきり二次創作です。

 

オリソニ出てます。

 

・駄文ですので、嫌な人はお引き取りください。

 

はてなダイヤリーからの転載です。

 

・紅月の月光花とは全く関係ありません

 

・主は、ランス様達の口調がよく分からないので、間違っている可能性大!!

 

 

 

良い方はどうぞ↓

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 

 

 

 

  ~

 

君が元の世界に帰ってから、新しく国王の座についた者がいた。

 

あやつは、自分勝手で戦いが好き、自分に楯突く者が居れば、そいつをこの国から追放する。

 

酷いときは、打ち首や火炙り、暗殺されたりした。

 

彼の名は、「ラシエル」君によく似た黄緑色の針鼠

 

そして僕たちも・・・・・・

 

陛下っ・・・・・もう税をお上げになるのはお止めください!!

 

民達はみな苦しんでおられます」

 

前の王ならこんな事はしなかった。

 

 税を上げるなどと言う民達が苦しむ事などは・・・・・

 

前彼が座って居たその玉座の上に、新国王ラシエルはどっかりと座っていた。

 

「へぇ~あんた、俺様に逆らうつもりか?この王、ラシエル様に?」

 

「いえ、決してそんな事は・・・・」

 

出来るだけ平静を装う、王に悟られないように、

 

パーシヴァルが続ける。

 

「もう一つが報告がございます」

 

「なんだ?パーシヴァル」

 

「先ほどから戦をしている、隣の国と戦うための戦力がもう残りわずかになっております。

 

・・・・・・このままではもう我々の負けが決まったような物です。」

 

パーシヴァルの声は少し震えていた。

 

こんこん・・・・・・

 

王室の扉をたたく音がする

 

「失礼します。」

 

ぎこちない敬語を使いながら現れたのは、隣の国との戦いで、戦いの指揮を執っていたガウェインだった。

 

「王、たった今我が軍が全滅しました。」

 

「なに!?」

 

「すみません、不意打ちを食らいました。」

 

「そうか、ならしかたないな」

 

「「「!?」」」

 

陛下は玉座からおりると、僕たちのそばをするりと抜けて、こう言った。

 

「おまえら全員、この国から追放する。今から30分以内にこの国から出ろ、さもなくば刺客を放ち、貴様らを抹殺する。よいな」

 

そう言うと陛下はにやりと笑い、王室を出て行った。

 

◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯

 

 城下町第一街道にて 

 

  ~スパーク~

 

「奥様聞きました?あの円卓の騎士様達がこの国から追放されたそうですわよ」

 

「まぁ、それはなんて事を、ずっと王家にお使えなすってるランスロット様までもですか?」

 

「まったくこの国の王はどうなさってしまったのでしょうね、あの方はもう戻っては来ないのでしょうか?」

 

鮮やかなドレスを着ている貴婦人達がそんな事を話しながら歩いていた。

 

「なぁその話、俺達に詳しく話してくれないか?」

 

もしかしたら元の世界に戻る方法が分かるかもしれない。

 

そう思い貴婦人達に聞いてみた。

 

「あら?見ない顔ね旅のお方ですか?なら、早くこの国を出た方が早いと思いますわよ?今王が、国中に居る男をかき集めているそうですから。」

 

「いや、さっきの話の事、聞かせてくんないか?」

 

話がそれているので彼女達にさっきの話について聞き出そうと頑張ってみる。

 

「実は、円卓の騎士様達が王に歯向かったらしいですわ。

 

ランスロット様達は先ほどこの街道を通られました。なんだか急いでいる様子でしたので、引き止めたりはしませんでしたが、何者かに追いかけられておりました。」

 

「この国ではこういう事は日常茶飯事なのか?」

 

たまらず聞いてみる。

 

「いえ、そんな事はありませんでした。風の騎士、ソニック様がこの国をお治めになっているときにはこんな事は・・・・・」

 

「そうなのか・・・・・・・あのさ、円卓の騎士達はどこへ行ったか分かるか?」

 

「はい、多分ですが、湖のある森の方へ走って行かれました。」

 

そう言うと貴婦人の一人がその方向を指差した。

 

「そうか、ありがとな」

 

「お気おつけください、まだ追っ手がおられますので、あと王に見つからぬようにお気おつけくださいませ。」

 

そして俺はサファリ達が待っている国の入り口へと向かった。

 

◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯

 

 国の入り口にて

 

  ~スパーク~~サファリ~

 

「湖のある森の方に向かったんだそうだ」

 

「じゃあ、湖の貴婦人のとこかな?」

 

サファリはそんなことを言った。

 

「あ~あの森の奥の場所か?」

 

「もしあの本の記述どうりだったらね。」

 

第一俺達が何故このアーサー王の物語の世界に居るのか・・・・・・・

 

原因さえ分かれば・・・・・・・

 

そう思い、ソニックと関わりの深い円卓の騎士達を捜していたのだが・・・・

 

事はほんの2時間前にさかのぼる。

 

◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯

 

アーサー王物語ねー」

 

俺はその本の表紙を見ながら呟いた。

 

「意外と面白かったよ!」

 

サファリは言うが、

 

「ふーん」

 

でも特に興味はわかなかった。

 

俺は特別本に縁があるのかと言われると、そうでもない、でもこいつ(サファリ)が読んでみてくれって目で見るのでとりあえず、本のページをぱらぱら~っとめくる。

 

「ん?なんだこれ?」

 

そこにはなにやらページを増やし、書き込まれたような跡があった。

 

その文章のなかにはこう書かれていた。

 

[アーサー王を見事に破った風の騎士ソニックはその後、国の様子が落ち着くまで一国の王となりこの国を治め、その後国の統治は別の者に任せ、物語の世界を去った。]

 

と、書き綴られていた。          

 

 

 

 

◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯

 

 ~

「っく・・・・・・・・」

此処は・・・・・何処なんだ・・・・・

刺客達に追われ、国を出たランスロット達は、途中二手に分かれた。

パーシヴァルは深手を負ったガウェインと共に、そして自分は一人で貴婦人のいる湖でおちあう約束をして別れた。

刺客達は、二人には目もくれずにランスロットを追って来た。

左手を負傷したものの、刺客達を無事撒けたようだ・・・

にしても、利き手の右ではなくて良かった・・・・・

「っく・・・・・・・」

ちゃんとした手当をしていないせいか、時折傷が痛む。

止血する物はないかとそこら辺を探してみる。

「・・・・・・な・・よ・・・・」

反対側から声が聞こえて来た。

はっと息を潜める。

「おい、なんか血の跡があるぞ!?』

少年の声だ、ソニックくらいだろうか。

刺客ではないものの、油断はならない。

ランスロット、大丈夫かな・・・・』

聞き覚えのある声に耳を澄ます。

「きっと大丈夫さ、あいつはあの円卓の騎士一の腕前の剣士なんだろ?』

これは夢なのか・・・・幻か・・・・・

ガサっ・・・・・

「物音を出してしまった」

「何だ、今の音!!』

足音がこちらに近づいてくる

もうだめだ・・・・・

殺されるかも・・・・・

そう思った矢先

鎧の上に手が乗った。

ランスロット見ぃーっけ!』

そこに、見慣れた青い彼のシルエットが映った。

「お・う・・・・・・」

そのまま深い眠りに落ちてしまった。

◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎◯◎

 湖に通づる道

  ~スパーク~

「まぁ、あの円卓の騎士達に会えれば話が早いんだけどな・・・・」

「何言ってんのあんた。独り言?」

笑いながらサファリは言う。

そもそも、この世界は何故か時間のすすみ方が遅いようで、俺達の世界では100年も経っているのに、こちらではまだ半年ほどしか経ってないようだ。

「観念しろ!!貴様はここで終わりだ!!」

何やら声が聞こえた。

覗いてみると、鎧を着た女性が、男性を負ぶっていた。

そして、彼等を囲むように何者かが剣を構えていた。

「っく・・・・・これまでか・・』

女性は悔しそうに地面に拳をぶつけた。

「行けっ!!」

指揮官らしき奴が指示を出すと同時に、剣を構え、一斉に襲った。

「止めろっ!!』

「あっバカっ!!』

言葉を放つ前に俺は駆け出していた。

「お前ら、女と怪我人相手に何やってんだよ。それがお前ェらのやり方か?・・・・・・」

「もう・・・・バカスパーク・・・・・」

サファリは自分の頭をぴしゃりとたたいた。

俺は彼等の前に立ちふさがった。

「何をする!!どけ!!王からの命令だ!!此奴らを抹殺する!!」

この隊のリーダーらしき奴がそう告げる。

「王からの命令?だから何だ、間違っていることを分かっていてもやるのか!?とんだアホだなぁwwww』

「なんだと、王の命令に背くというのか!」

「あぁ、こんなくだらねぇ殺し合いしてるが王だったらこの国も自滅するのは当たり前だよなぁwwww」

「くっ・・・・・・・殺れぇっ!!」

指導者が俺に向けて指示を飛ばした

今度は一斉に俺にかかってきた。

「バッかだねぇwwwwww」

ガスッ  ドサッ   バキッ

「あーあんたの国の大バカ王様に伝えてくれ、あんたの部下は強かったが、まだまだだな・・・・とな。」

そう言うと、兵士の一人が急いで逃げ帰って行った。

「アホっなにバカなことやってるのよ!!怪我でもしたr」

「おい、大丈夫か?』「人の話聞いてる!?』

「すまない私の名はパーシヴァル、そしてこっちがガウェインだ。貴公の名は?」

「俺はスパーク、スパークザヘッジホッグ、でこっちの五月蝿いのがサファリ』

「五月蝿いって何よっ!!』

「先ほどは助かった、礼を言う』

「いや、良いんだそれよりパーシヴァル達は何故追われていたんだ?」

「王国を追放された。ただそれだけだ。・・・・・・・ランスロットは大丈夫だろうか・・・・・・』

ランスロット・・・・・・なんか引っかかる・・・・・思い出した!!ってえぇ!!

「ら・・・・・・・ランスロットぉ!?って事はお前、円卓の騎士最強三人組のうちの一人か!?」

「今頃気がついたのか・・・・』

パーシヴァルはあきれ顔で言った。

 
気分次第で続くwww
一人は言う、「戦いなど虚しいだけ』 一人は言う、「僕を一人にしないで』 一人は言う、「人それぞれで良いのだ』 一人は言う、「片方を守る者、もう片方を失う」 四人は言う、「この物語を作るのは自分たち自身なのだ。』と、 だから僕は守る、彼女に頼まれたあの子と、この世界の運命を・・・・・・・・