黒の国〜影の森〜

誰しもハッピーエンドな訳は無いのだから。バッドエンドはすぐ其処まで来ている。

長編オリソニ小説〜永久の月光花〜

 

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  • これは、別のサイト「動くメモ帳」&「pixiv」にて公開中の長編オリソニ漫画の小説版です!
  • 漫画とは少し表現が変わっていたり、会話文等が少し変更されている箇所もありますが、基本ストーリーは一緒です!
  • まだまだ漫画は始まったばかりなので、続きの話が出来次第二巻、三巻、と更新して行こうと思っております。

 

 

この小説を読む際のご注意


・この小説は、あくまで私のオリソニ、を中心としたオリジナル小説です。
・この小説と、ほかのサイトにうPした漫画をセットで読んでいただくと、また面白いと思います。
・この物語の舞台は、ソニック達がいた、100年後の世界です。
それをご了承の上でお読みください。OKな方のみどうぞ

 

 

〜エピローグ〜 救世主の最後の冒険

 



昔々、ある所に風の化身と呼ばれていた青年がいた
彼の名は、ソニック・ザ・ヘッジホッグ
かれは、色々な世界を冒険し、その先々の村や街に困っている人がいれば、すかさず助けに行く、いわば世界中の人が知る救世主(ヒーロー)だった

その彼が最後にした冒険
彼らの住む世界の今後の運命を左右する人類最大の危機が訪れようとしていた
彼は、七つ集まると奇跡が起こるという「カオスエメラルド」を使い、人類最大の危機からこの世界の人々を救った

その後、彼は100年後また、その災厄が訪れるのを阻止するべく、この世界の7カ所に「カオスエメラルド」をおさめ、そのそばにカオスエメラルドを守る守護者をつけた、100年後、この地を訪れる、選ばれし者がこの石を集めに来るそのときまで・・・・

 

 

 

第一章〜謎の青年〜


「もーいーかい?」
「もーいーよぉー」
ここは森の中
俺は、サファリ達とかくれんぼをしていて、この俺が鬼。

俺は、隠れた奴らを探して大きな木を後にした、

「オーイ、みんなぁーどこだぁー返事してくれぇ〜」

なんて言いながら俺は一人でみんなを捜していた、すると、
ガサガサ・・ガサガサ・・・

何やら音がしてきた・・・あっちの茂みの方からだ・・・

近づいてみると・・あっ!

「レドみっけ!」
「えっー、もう見つかっちまったのかよぉ」

そういって茂みの陰から現れたのは、俺より少し背が小さい俺と同い年の狸だった。

「そんな所に隠れるお前が悪いww」
「いや、ほかに隠れる場所が無くてさ、」
それは、単なる言い訳だろ
「ところで、ほかの二人は?」
「知らねぇよ、ってか知ってたって教えねぇよ」
「・・・まぁそうだな。」
そういって俺はまた、ほかの奴らを捜しに別の場所に向かった。

 

 

 

 

「うわぁ・・ サファリちゃんその絵上手だねぇ・・」
「ふ・・ふぇっ!?」
いきなり一緒に隠れてる宙(そら)に声をかけられて驚いた
ところが宙ときたら「どうしたの?」って顔で私の事をじっと見てくる・・
そりゃ驚くよ、人が隠れながら暇つぶしにそこらになっていたリンゴの絵を描いていたってのに、いきなり話しかけてくるんだもん。

「そ・・・宙ちゃん・・・もう少し静かにしよ・・ね?」
「どうして?」
ち・・ちょっ・・今隠れているのに大声で話したら・・・・・
鬼のあいつに気がつかれちゃうじゃん!
どうしてって・・・それがジョーシキってもんでしょっ




んっ、あそこの木の陰にいるのは・・・・
「サファリ、宙見っけ!」
やっぱり、宙達。

「ほらぁ〜見つかっちゃったじゃん!」
「あははははは、見つかっちゃったぁ」
「あははははは、って宙ちゃん・・・」

そんな事を言いながら、二人は何故かもめてる、
きっと、どちらかの何かが原因で、俺に見つかったのだと思ってるらしい。
俺は単に、探していてたまたま木の陰をのぞいてみたら、アイツらがいただけなのに・・・

いまだ子供っぽい宙と、何かとおせっかいをやこうとするサファリ、
仲が悪いようで仲がいい、そんな関係の二人。

「おっみんな見つかったな!」
木の陰からレドがひょいと顔を出した。

「あ・・・レド、どうした?」

「クミルがおやついらねぇかって、みんなを呼んで来いって言ってたからさ。」
「うん!食べる食べる!」


言うや否や、宙が即答!

「ほら、スパークも早く行こ!」
「あ・・うん。」
サファリに呼ばれたので行こうとしたら、後ろの方で物音がした

ガサガサ・・・ガサガサ・・・

振り返ってみると、そこには俺と同じぐらいの年齢の、青いハリネズミ・・・
俺が振り向いた瞬間、彼は走り出した。

「怪しいやつを見つけたらそいつを追いかけて見なさい!」ってクミルによく言われてたせいかもしれないけど、今の俺には、誰かも分らない謎の青年を、追いかけなくてはいけない・・・そんな気がして・・・。

 

「待てよっ」

急に私の後ろからついてきていたスパークが元いた場所の方へ、走って行った。
どうしたんだろ、私は気になってアイツの後を追いかけてった



ガサガサ・・・ガサガサ・・・

にしても、あいつ、すっげぇ早い、追いつこうとしてもなかなか追いつけない。
気がつけば、さっきいた場所に戻ってきていた。

そしたら、あいつが急に止まって俺の方に向き直った
まるで、俺がついてきているかどうか、確かめるように・・・

そしたらあいつの足下が光りだして、それに吸い込まれるようにあいつは光の中に消えた・・・・・
そして俺もその光の中に入って行った


「スパークー?どうしたのー?」
私はあいつの後を追って
元の場所に戻ってきた、でもアイツはいなくて、仕方が無いからそこにあった木の下に腰を下ろした。

 

 

 

 

第二章〜過去へ〜

 



・・・・・ッツ
ここは、どこだろう気がつけば俺が居た場所とは違う場所に来ていた。
確か俺はさっき怪しい青年を追って・・・


俺は辺りを見回してみる。
どうやら、ここは野原のようだ、変わったとこは特になく
丘のてっぺんに大きな木があってそこで誰かが喋っていた

俺は何となく、そいつらの話に聞き耳を立てた。


「ねぇソニック」
そういって子狐が話しかけている相手は、俺がさっき追いかけていたあの青いハリネズミだった。
あいつの名前は「ソニック」っていうのか、

「What?どうした?テイルス?」
「あのさ、ソニックが言っていた選ばれし者って誰なの?」

そうしたらソニックは、こう答えた。
「さぁな、後の事は、あいつに任せてるからな、」
「あいつって、フィートのこと?」
「まぁ、そういう事だな、後はあいつに任せようぜテイルス。」
「そ・・・・そうだね」

ち・・・・ちょっと待て!フィートって?
選ばれし者ってあの、100年前の伝説のか!?
そうあいつらに聞こうと、俺はあいつらめがけて走った。

でも、何故か足下がいきなり崩れて、俺は真っ逆さまに落ちて、そのまま意識も遠くに飛んでった・・・・

俺が落ちる前、確か俺の方に向いて、あいつはこう言った。

「世界を、守ってくれ・・・・・」
って・・・・

 

 

 

第三章〜狭間〜

 



ドスンッ

「いってぇ〜」

気がつくと、そこは、さっき俺が居た場所とは全く違っていて、
大きな空間で、いくつもの歯車がさっきからカラカラと音をたてて回ってる。

俺は、その中の一つの大きな歯車の上にちょうど座っている。

「ここは・・・・どこだ?」
辺りを見回しながら、俺は言う。

「気がつきましたか」
すると、歯車の陰から虎が出てきた。

「誰だ?お前・・」
前にもこんな感じに近寄ってきて、攻撃をしてきた奴が居たから、俺はとっさに身を構えた。

するとあいつは、
「そんなに怖い顔をしないでくださいよ、僕は何もしませんから。」
「そ・・・そうなのか?」

俺はまだ身構えながらそう聞いた。
「いきなり話しかけてすみません、僕の名前はフィートと申します。」

 

 

「ふぃっフィートだってぇ!?」

俺はびっくりして、素っ頓狂な声を上げた。

「僕の名前がどうかしましたか?」
「い・・・いや」
こいつがさっきのソニック達が言っていた奴なのか?

「あの・・いきなりで悪いのですが、スパークさんでしたよね、ちょっとついてきてください。」

するとフィートは、
俺の有無を聞かずに、俺の手を引っ張った

ってか、なんで俺の名前知ってんだよ!
心の中でそう呟いた。

「あなたはさっき、ソニックさんのお話を聞いていましたね?」
いきなりあいつは、俺に話しかけてきた。

「ま・・まぁな、選ばれし者がどうのこうのって、世界を救ってくれって。」

そしたらあいつ、「そうですか・・」って言って黙った。

 

「な、なぁ・・一つ聞いていいか?」
俺はたまらず黙ったまま歩いているフィートに聞いた。

「何ですか?」
「あんたが・・・あんたがソニックって人が言っていたフィートなのか?」
「はい」

案外あっさり答えが返ってきた。

「此処はですね、時間と空間の狭間なんですよ」
フィートはいきなり話し始めた。

「そして、彼が言っていた、選ばれし者もここに来ます。100年前、彼もまた、ここに来ました。あなたが倒れていた丁度あの場所に、落ちてきたんです。」

「丁度あの場所に・・・・」またあいつはそう呟きまた黙った。

気がつくとそこは部屋の隅の方で、そこだけ何故か、歯車が廻っていなかった。
フィートはその前に立つと、歯車を組み替えながらこう言ってきた。

「あなたに一つ、頼みたい事があります。」
「?・・・・・何だ?」
「七つ集まると奇跡が起こると言われている石、カオスエメラルドを集めてきてほしいのです。」
「はぁ!?」
「ち・・・ちょっと待てよ!その石ってもう、この世には無いって話だろ!?」
「そうじゃありません!」

俺は驚いた、昔からよく聞いていた話だったけど、カオスエメラルドがまだこの世に存在しているなんて、一度も聞いた事が無かったから・・・

「で・・でも、そんな話、一度も・・・」
「それは、カオスエメラルドを守る守護者達がその話を厳密に守護してきたからです。カオスエメラルドはある、なんて言って、トレジャーハンターとかにでも盗まれたら大変ですので。」

フィートは続けて話す。

カオスエメラルドがあったと言われていた所には遺跡がありますよね?」
「あ・・・そういえばあったな。」
と、俺はボソボソッと呟いた。

「あの遺跡の中には、一つだけ、選ばれし者にしか開けられない扉があります。その中にカオスエメラルドがあります。」
「でもそこって、選ばれし者だけにしか開けられないんだろ?」
「大丈夫です、あなたが選ばれし者なのですから。」

 

 

 

 

第四章〜選ばれし者、スパーク・ザ・ヘッジホッグ〜

 


「え・・・・えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
「ち・・・ちょっと待てって!なんで俺が!?何かの間違いじゃないのか?」

俺はスッゲェ取り乱した。まるで、川に落ちた虫みたいにwww

「ですが、ソニックさんが言っていたのでしょう?「世界を守ってくれ」って」
「まぁ、そりゃそうだけど、でもなんでその一言で、俺が選ばれし者だ!って事になるんだ?」
「あの方は、最初からあなたにすると、100年前にもう決めていたのですよ。」
「!?」
「後は選ばれし者のあなたがどう行動するかによって、あなた達の住む世界の運命が変わります。」
「・・・つまり、俺の行動次第で未来が変わると、そういう事なんだな。」
「はい。」

すると、そこでフィートは、歯車をいじっていた手を止め、こっちに向き直った。
「後の事はあなた様に任せます。世界を救ってやってください。」

そしたら、さっきまで止まっていた歯車が急に動き出して、歯車の隙間から、光が漏れて、中から階段が現れた。

「この階段を上がって行けば、元の世界に戻れます。後の事は、よろしくお願いします。」
「あぁ、じゃあな。」
俺は、フィートに手を振って階段を上って行く。
「そういえば、お前はどうするんだ?」
足を止めて、俺は後ろを向いた
でも、もうそこには、何も無くて・・・・
ただ光が渦を巻いて、早く行けと、言っているように聞こえた。
俺はまた前を向いて、階段を上って行った。

その後ろ姿を見ていたフィートは、
「そのうち、また会えますよ。」
と呟いて、微笑んだ。

 

 

 第五章〜旅立ち〜



「ふぁ〜あ」
眠い、っていうか私、こんなとこで何してんだろ。
ずっとさっきから、この木の下に座って何かが起こるのをずっと待っている私。
何かこの木の下にいなくちゃ行けない気がして・・・・・

ガサガサ・・・

何か、木の上から音がした。
見上げてみると、そこにはスパークが・・・
「え・・・・」
でもさっき、木の上を見たときには、誰もいなかったのに・・・・

ズリッ

あ・・落ちるぅっ

ドスン

鈍い音がして、あいつは落ちてきた・・・・私の上に・・・・
っていうか重っ!こいつが重くて動けないww

「どうしたの?」
あ・・誰か来た・・・・

見上げると、彼は超マイペースなハリネズミ、シャオンだった。
私は普段、あまり彼とは関わってないから、よく分からないんだけど、
他の皆もよく分からないらしくって、謎に包まれたオリソニ

するとあいつは私に手を差し出して、私を引っ張り出してくれた。

「あ・・ありがとう・・シャオン」
「ううん、気にしないで、僕こういうのなれてるから」

「う・・・うぅん・・・・」
そしたら、私を下敷きにしていた張本人、スパークが目を覚ました。




目を覚ますと俺の前には、サファリと今日たまたま泊まりに来ていたシャオンがいた。
「あ・・・・・目、覚めた?」
相変わらずのんびりとした口調で、シャオンは尋ねてきた。
「あ・・あぁ・・・・」
とりあえずそう受け答える。

「サファリの上に、スパーク、落ちてきたんだよ」
「え・・・そうなのか?何かゴメン、サファリ」
俺は、シャオンのそばに、屈み込んでいるサファリに言った。
「本当あんた、重かったんだから!」
「ゴメン・・・」
俺はまたサファリに謝った。

「ところでさ、何でスパークはあの木の上に上がっていたの?」
「えっ木?」
俺は聞き返した。
「うん、木・・・」

「俺、木の上にいたのか?」
「うん、いたというより・・・・・気絶していた、の方が正しいかな。」
気絶?
「で・・・・でも、俺さっきフィートの所にいて・・・・・」
それで俺は今まであった話を、サファリ達に話した。

 

「ブッ何それww夢なんじゃない?確かに今年は、あの伝説から丁度100年後だけど、カオスエメラルドがあるなんて、聞いた事が無いよww
第一そのフィートって人、最初から頭がおかしいんじゃないの?」
サファリは笑いながら言った。

「で・・・でも、俺は確かに・・・・」
「あんた、昔から騙されやすい性格じゃんww
きっと、騙されたんだよ、あんたは!」

そんな事無いよ、だって俺、アイツの目、嘘ついている目じゃ無かった。
でも、そんなことを言うと、また何か言われるとおもったから、
俺は唇を噛み締めた。
「・・・・・そんな奴じゃ無いと思うんだけどなぁ・・・」

 

「だから、騙されてるのよ、あんたは!」
「そうじゃない!そうじゃないんだ・・・・」
「じゃあ何なのよ!」
サファリは今にも、堪忍袋の緒が切れそうだ・・・・・

「あのさ・・・・」
そこに、シャオンが口を挟んで、サファリが切れるのを阻止した。
いわゆるナイスタイミング、って奴だよな。

「その話、嘘じゃない、本当の話だよ・・・・多分」
「どう言う事よ!」
サファリが荒々しい口調で聞いた。

「僕、知ってる、100年前、彼らはカオスエメラルドを使って世界を救おうとした。
でも、カオスエメラルドがすべてそろう前に、あいつの封印が解けて、世界は闇に包まれた。
だから、スパークが話していた事、本当だと思う。」
シャオンはそこまで言って黙った。


「はぁ・・・」

サファリは深いため息をついてこう言った。
「じゃあ、あんたはどうすんの?フィートって人が間違っていなきゃ、この世界はもうじき闇に包まれるんでしょ?」
「あぁ、だからとりあえずそのカオスエメラルドがあるって言う遺跡に行ってみようと思う。」

俺は、一度言葉を切って、また続けた。

「嘘だったら嘘で、また戻ればいいだけだし、もしも本当にカオスエメラルドがあったら、シャオンの言っていたあいつの封印が解ける前に全てのカオスエメラルドを集める!」

 

「分かった」
サファリは言った。
「じゃあ、私もついてく!あんただけじゃ心配だしね。」
「何だよその言い方、俺だけじゃ心配ってどういう事だよ!」

「だって、あんたみたいに騙されやすい、奴が一人だけで旅に出るときっと、ろくな事が無いと思うし。」
なんか今、さりげなく酷い事言ったよな・・・。

「じゃあ僕も行く!」
シャオンが言った。
「「僕も」って、じゃあサファリが行かなかったらお前も行かなかったのかよ。」
「いや、そうじゃないけど・・・・・
僕は、そのカオスエメラルドがある場所を知ってるんだ。」
なぜお前がある場所知ってんだよ!
ってか、お前何歳だよ。俺は心の中でそう呟いた。

「ここからだと、光の街が近いかな・・・・」
シャオンが呟いた。

「光の街ぃ?」
「うん、光の街リストア、その名の通りすごく綺麗な街で、夜の夜景がすごく綺麗なんだ。」

少し間を置いてシャオンはまた続けた。
「それに、旅の前にその場所でカオスエメラルドの遺跡の場所を聞いてきた方がいいと思って。」

「え・・・でもお前さっき、カオスエメラルドがある場所を知ってるって言ってただろ?知ってたなら何で、場所を聞くんだ?」

そしたら、少し間が開いて、
「昔と地名が変わっている場所もあるんだ、だから、前の地名を調べないと行けない所もあるから・・・・・・・。」
「なるほど」
「よぉ〜し!じゃあその光の街、リストアにレッツゴォ〜!」
俺が言う前に、近くにいたサファリが言った。


そんなこんなで俺達は、カオスエメラルドを集める旅に出かけることになったんだ。

 

 

 


そんな彼らの後ろ姿をジッと見つめている少女がいた。
彼女は
「ついに動き出しましたね、光」
そう呟き、そっとその場を離れたのだった。

 

 

ニへ続く・・・・・

 

 

一人は言う、「戦いなど虚しいだけ』 一人は言う、「僕を一人にしないで』 一人は言う、「人それぞれで良いのだ』 一人は言う、「片方を守る者、もう片方を失う」 四人は言う、「この物語を作るのは自分たち自身なのだ。』と、 だから僕は守る、彼女に頼まれたあの子と、この世界の運命を・・・・・・・・