黒の国〜影の森〜

誰しもハッピーエンドな訳は無いのだから。バッドエンドはすぐ其処まで来ている。

2012-07-29から1日間の記事一覧

スパークの過去〜小説〜 後編

第六章~False charge~ スパークの意識が薄れたその頃、神殿一帯が、光に飲み込まれた。 父親のスペードは勿論、その側にいたソシア、サファリも巻き込まれた。 「ううっ・・・・・・」 気がつけば、元居た神殿だった。 ふと周りを見渡せば、周りにはスペ…

スパークの過去〜小説〜 中間

第三章~The magician of memory~ ピンポーン 翌朝、誰かがここを尋ねて来た。 「こんにちわ、ルシア。」 女の人だ、どこかで見た事がある。 彼女は母を一瞥してから僕に目をやる。 「あらスパーク君、大きくなったわね!!久しぶり」 女性の方は僕の事を知…

スパークの過去〜小説〜 前編

昔々在る所に、幼い頃にひどい仕打ちを受けていた少年がいました。 その頃は、まだ誰も知らない。 その子が世界を救う事を・・・・・・・ これは幼い二人のお話・・・・・・ 幼いながらも、悲しい運命を背負いながら、心を通わせた二人の出会いの話である・…

一人は言う、「戦いなど虚しいだけ』 一人は言う、「僕を一人にしないで』 一人は言う、「人それぞれで良いのだ』 一人は言う、「片方を守る者、もう片方を失う」 四人は言う、「この物語を作るのは自分たち自身なのだ。』と、 だから僕は守る、彼女に頼まれたあの子と、この世界の運命を・・・・・・・・